キミと見たいつかの夜空 - 20/20

心の中の希望(ひかり)を
絶やさないと誓ったあの日
紋章は僕たち自身の心を
意味していたという真実を知った
あのとき

あの夏で僕たちの、「なにも知らない子供」
だった時間(とき)は終わった。
そう、当たり前だけど子供時代は、
永遠ではない。

そして。
夜空に浮かぶ星々……
永遠のように見える、あの輝きも
本当は永遠ではない。
星にも死が訪れるからだ。
でも、僕たち人間の一生に比べれば
永遠のような時間を、星は生きる。

星の一生に比べたら、短い一生だけど。
僕たちの生命(いのち)は
宇宙に浮かぶ星々と同じように
輝いていると思う。
紋章の輝きのように、
僕たちの心にある、希望の光のように――

そう。いまこの瞬間(とき)を
輝き続けている、あの星々のように、
僕たちも。
あの星々に比べたら、一瞬かもしれない。
けれど。たとえそれが、
ほんのひとときだったとしても。
きらめくことができたなら……

いつか見た、あのときの夜空と同じ空の下。

僕たちは、これからやって来る未来へ向かって祈るように、まるでプラネタリウムのような、デジタルワールドの満点の星空からこぼれてくる光に、手を伸ばしたのだった。

(この空は、僕たち自身、そして僕たちの未来へと、きっと繋がっている)

 

fin.

0